仏教講座スケジュール

●古い仏教のイメージから自由になりましょう。心の苦悩・現実の課題を越えてゆくことが、最も大事なこと。思い込みを捨てた時に、ブッダの教えの真髄がみえてきます。
●全国行脚、まもなくスタート! 講座、個人相談、法事など、ご希望者はご連絡下さい(クリック)
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●メール通信、配信中。
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●廃寺・空き寺・日本家屋を募集中! 生き方と教育と仏教をひとつの場所で――ご提供くださる方、ぜひご連絡ください。

2017年全国行脚無事終了!

《興道の里・日程》
●9月14日​(木)​ 14:00 ~ 16:00 駒込・仏教のすべてを学べる講座 草薙龍瞬 - 駒込地域文化創造館 JR駒込駅北口駅前すぐ
●9月15日(金) ​18:30 ~ 20:30 朝日カルチャー新宿「悩みを溜めない仏教式・心の使い方」第1回(全2回) - 朝日カルチャー新宿
●9月19日(火)10:30 ~ 12:00 名古屋「仏教は暮らしに役立つ「心の使いかた」​ 中日文化センター
●9月 23日(土)18:00 ~ 20:30 夜の座禅会 - 神楽坂・赤城生涯学習館 和室

●9月 26日(火)​13:00 ~ 15:00 東武池袋 座禅エクササイズと仏教こばなし - 東武カルチュア 池袋校
●9月 28日​(木)​ 14:00 ~ 16:00 駒込・仏教のすべてを学べる講座 草薙龍瞬 - 駒込地域文化創造館 JR駒込駅北口駅前すぐ

●9月 29日(金) 18:30 ~ 20:30 朝日カルチャー新宿「悩みを溜めない仏教式・心の使い方」第2回(全2回) - 朝日カルチャー新宿


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こんにちは、草薙龍瞬です。

○2017年の全国行脚、無事、終了いたしました。

北は青森五所川原から南は、福岡博多まで。7月の兵庫・六甲道に始まって、9月11日の静岡・三島での法話会で終了。

お会いできた方々は数え切れず。講座、法話会、個人相談、法事などなど――

しかもそのおひとりおひとりとの出会いは、「真摯に仏教という道を分かち合う」という純粋な動機にもとづいてのもの。じつに有意義で、実りある旅となりました。


その一方で、お会いできなかった方々もおられます。

いつか最善の形でお会いできるはずです――機運そろうその日まで、ココロザシをもって歩き続けてまいりましょう。


○さて、

ひとはときに、先の見えない迷路、暗闇しか見えないような時が訪れます。

しかし、そうした目の前に映るものと、自身の心とは、まったく別のものです。

心が目の前に容易に反応して、暗い妄想や怒りにとらわれてしまえば、そのときは、心そのものが、迷路・暗闇と一緒の状態になります。

そんなとき、ひとは自分が苦しみを抱えたのは、目の前の現実のせいだと思いたがります。怒り・悲しみも湧いてくるでしょう。

しかし、真実はそうではありません。


重要なのは、このとき、

「目の前の現実」――事故・出来事・ままならない他者――と、

「自分の心」とを、しっかり分けられるかどうかです。


「自分の心」に責任を持てる者、「自分の心」を救い出せるのは、自分以外にありません。

そのときに、外の世界を恨まず、憎まず、「外の現実がどうであるかとは別に」、

自分の心をいかに保つか、守るか、こそが大切になります。


自分の心がかき乱されてしまえば・怒りや暗い妄想に囚われてしまえば、

この後の人生の「前提」である「心」そのものが、マイナスを作り出す原因そのものになります。

自分の心が善からぬ状態にとらわれてしまえば、この先もまた善からぬ出来事が続くことになるでしょう。

人生とは、「外の世界」と「心」との「関わり」によって成り立っています。とすれば、心こそが出発点になります。たなぼた(運・奇跡)はありません。


○今後の人生とは、いわば水面に浮かぶ「飛び石」を歩くようなもの。

みな、飛び石を選んで歩き続けていくわけですが、その飛び石の「色」、つまり自分が体験する思いの色は、自分の心次第で、変わります。

もし自分で目の前の「飛び石」を黒く塗ってしまえば、黒い飛び石のうえに乗っかることになります。

そして「なんで自分が載る飛び石は、どれもこんなに黒いんだ?、

なぜ自分だけこんな飛び石に出くわすんだ?、

それとも自分の運命がもともと悪いものか?と、嘆きたくなったりします。


このとき大切なのは、エイヤ!と目先を変えて、「自分の手のほうを見る」ことなのです。手に持っているペンキは、何色なのか?

心という名のペンキが「黒」ならば、次の飛び石、次の反応は、必ず黒になります。だから、ひとまず、黒のペンキを白に入れ替えることに努めることが、最初の仕事になります。

ペンキを白に変えてみる。目の前の飛び石――目の前の未来――を白く塗ってみる。

すると、人生の一部が白い色の場所に変わります。


その小さな努力の前には、目の前の飛び石がいま現実に何色だろうと、関係ありません。

実際の色は、関係がない。「ただ、自分は白く塗る」――そういう訓練です。


不安が襲ってきたら、「大丈夫」と。

過去がよみがえってきたら、「ただの妄想(もう反応しない)」と。

怒りを感じたら、「悲の心」を。

関係がこじれたら、「善き方向性」を。


まずは、自分が正しい色を塗ろうと努めること。そこだけが、大事なポイントです。

「でも、私が持っているペンキは、いつも黒いままです」という人もいるでしょう。でも、そんなことはありません。

このペンキは面白いもので、「白くしよう」と願いつづけることで、白くなる性質を持っています。

ちょっと迷えば、ちょっと動揺すれば、たしかに簡単に色は暗く変わります。だけれど、それは永久の色ではありません。

白い色を想い浮かべるだけでいい。そしたら、面白いことに、色も変わっていきます。


飛び石――目の前の現実――が何色かは、問題ではない。

自分が塗ろうとする色こそが、問題である。


心がけひとつで、ペンキの色はきっと変わっていきます。

最後は、過去にどんな色がついていた道すじでも、新しい色に塗り替えることが可能になります。

現実に支配されずに、あえて明るい色を塗りつけてみせられる心の強さを持てるように。

いつの間にか、秋の入り口です。


精進してまいりましょう。